フランス軍　パラシュートジャケット

フランス軍のTAP47/56降下服のカーキバージョンのジャケットです。47/56はリザードカモが有名ですが、カーキは62年ごろに導入され、リザードカモが廃止された後にフランス本土の空挺部隊で着用されていました。TAPはtroupes aeroporteesの略で、「空挺部隊」という意味です。47/56は英軍のデニソンスモックを源流とするTAP47シリーズの最後のモデルです。デニソンスモックを踏襲したためボックスシルエットとなっており、同時期に使用されたＭ47ジャケットのようなウエストを絞るドローコードはありません。３連スナップがついた存在感のある四つのポケットとスタンドカラーが独特の雰囲気を醸し出しており、ポルトガル軍などでこのデザインが流用されました。現存するこのジャケットは着丈を詰めるなどカスタムされたものが多いですが、今回出品したジャケットはオリジナルのままで裾のドローコードも付属。メインのジッパーはエクレール製です。サイズタグの表記は褪せていますが、「92Ｃ」。フランス軍では１９６４年にセンチ表記に戻しており、68年製のこのジャケットもそのような表記になっています。胸囲＝96センチ、丈＝Ｃ（court＝短）で、64年以前の二桁表記だと「29」に相当します。オリジナルのまま日本人にちょうど良いサイズは貴重です。平置き実寸は以下の通りです。肩幅：49センチ胸囲：64センチ長さ：69センチ袖丈：55センチ※素人採寸ですので、誤差はご容赦下さい。目立ったやぶれはありませんが、袖のシワの部分に小さなほつれがあるほか、右腰ポケットあたりにうっすらとした小さなシミがあります。これらも含め、軍務で使われたものだけが持つ迫力がありますが、古着の味として楽しめる方のみお願いします。

商品の情報

カテゴリー	メンズ > ジャケット/アウター > ミリタリージャケット
商品のサイズ	M
商品の色を	グレイ系
商品の色を	グリーン系
商品の状態	やや傷や汚れあり