大樋焼(おおひやき)の名工、九代 大樋長左衛門(おおひちょうざえもん,明治34年〜昭和61年)の作品です。旧大樋村(現 金沢市大樋町)で産出の陶土を活かした、軽くて暖かみがある風合いの器は、手触りが良く、口当たりも柔らかいことから多くの茶人に人気の茶道具の一つとなっています。京都の「楽家」から、“飴釉”(あめゆう)という独特な飴色の釉薬を使うことを許された大樋焼は、以降 この釉薬を掛けて柔らかさを出し、お抹茶が美しく映える茶盌の逸品を作り上げています。本作品は、飴釉が焼成により部分的に褐色に変化を起こし、美しい景色を作り出しています。箱紐の一部に筆記具の汚れがありますが、茶盌は飾り棚に置かれ、ほぼ未使用です。サイズ 胴径: 約12cm、高さ: 約8cm共箱共布
商品の情報
カテゴリー | おもちゃ・ホビー・グッズ > 美術品 > 陶芸 |
商品の状態 | 未使用に近い |